健康志向近年の健康ブームにより多くの人が健康を意識するようになり、1億総健康志向と言っても過言ではないでしょう。
しかし、健康ブームの一方で、日本国民の野菜不足も問題になっています。
忙しい日々を過ごす現代人にとって、豊富な野菜を盛り込んだ食事を用意するのは大変です。また、外食が多い人や好き嫌いが多く偏食ぎみの人は、野菜の摂取量が大幅に足りていないことが多いようです。
こんな現代の私たちの野菜不足を青汁でどの程度補うことができるのでしょう?このページでは青汁でどの程度野菜不足が解消できるのか?野菜ジュースとの比較も含めて解説していきます。
1日に必要な野菜の量
厚生労働省は、野菜の摂取目標量を1日350gと推奨しています。生野菜に換算するとサラダ5皿分ですので、相当な量ということがわかります。
実際、現代人は毎日の食事から350g以上の野菜を摂っているのでしょうか?厚生労働省が実施した「平成26年 国民健康・栄養調査」から、その実態を見てみましょう。
現代人の1日の野菜の平均摂取量
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
1〜19才 | 220g | 205g |
20〜59才 | 268g | 258g |
60際以上 | 326g | 308g |
すべての年齢で1日の野菜摂取目標量である350gに達していないことがわかりました。60代以降の男女に関しては300gを超えていますが、それでも目標量に届いていないのが実態です。
次に、働き盛りの20~59歳の成人に注目してみましょう。1日に350g以上野菜を食べている人はどのくらいの割合なのでしょうか。
1日350g以上野菜を摂取している人の割合
- 男(20~59歳):26パーセント
- 女(20~59歳):23パーセント
350g以上野菜を摂取している人の割合は3割を切っています。これだけ健康ブームが定着しているにも関わらず、10人中7人から8人は野菜不足の可能性が大きいということがわかりました。
野菜不足解消におすすめと言われているのが青汁です。
野菜の栄養素が入っていて、どこでも簡単に飲める青汁で、野菜不足が改善できるか見てみましょう。
青汁でどんな栄養が摂れるのか
青汁を摂ることで以下のような栄養素を摂ることができます。
青汁に入っている栄養素
ビタミンE/ビタミンK/ビタミンB1/ビタミンB2/ビタミンB6/葉酸/ビタミンC/ビタミンA(βカロテン)/ナトリウム/カリウム/カルシウム/マグネシウム/リン/鉄/亜鉛/銅/マンガン/食物繊維
このように青汁には、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素がまんべんなく入っています。日ごろから野菜不足を感じている人にとって、たくさんの種類の栄養素をまとめて摂れる点で青汁は効果的です。
青汁で野菜不足に効果はあるのか?
実際の青汁で、1日に必要な野菜がどれだけ補えるのか見てみましょう。
飲料メーカーとして110年以上の歴史を持つサントリーから販売されている「サントリー極の青汁」を例にします。
メーカーに「青汁1包を野菜換算するとどのくらいになるのか?」と確認したところ、青汁1包あたりでサラダ40g程度を補えるとご回答いただきました。
1日に摂りたい野菜の量は350gなので、約1割強の野菜を摂取したことになります。
青汁を1包飲めば、1日分の野菜の代わりになるというわけではありません。必要な栄養のすべて摂るのは無理なので、足りない分にプラスする補助的なものと考えましょう。
青汁はこんな人の野菜不足を助けてくれる!
どんな人が野菜不足になりがちなのか見てみましょう。
一人暮らしの野菜不足に
一人暮らしで自炊するのが面倒な人や、料理が苦手な男性は外食が多くなりがちですね。
青汁は水を加えて混ぜるだけで手軽に栄養補給ができるのでおすすめです。
コンビニ弁当ばかりの人
仕事が忙しい社会人や塾通いの子どもなど、忙しい人ほどコンビニ弁当を利用することが多いのでは?弁当の片隅にある少量の野菜だけでは足りません。
粉末タイプなら出先にも気軽に持ち運びができ、野菜不足を補えるのでおすすめです。
ダイエットをしている人
ダイエット中は食事制限によって栄養も偏りがちです。
しかし、栄養素をしっかり摂っていないとダイエットの効率も落ち悪循環になります。
青汁を摂ることで代謝が上がって太りにくい体になります。
また青汁には糖分が入っていないものが多く、カロリーも低いのでダイエットの栄養補給におすすめです。
野菜不足で便秘がちな人
野菜不足だと栄養素だけでなく食物繊維も不足してしまい、便秘になりがちです。
毎日の快便を目指す人は、しっかりと食べて腸を動かし、青汁で食物繊維を補いましょう。
青汁が便秘解消に効果的な理由についてはこちら
偏食がちな人
お菓子やジュースでお腹が一杯になりきちんと食事を摂れない人や、ファーストフードや菓子パンだけで食事を済ませてしまう人、新鮮野菜ではなく冷凍食品ばかり食べている人は、どうしても栄養素が不足してしまいます。
青汁は偏食がちな人の野菜不足を補うのにおすすめです。
野菜嫌いの子供に
成長期の子どもには栄養をたっぷり摂らせてあげたいですね。
しかし、野菜が嫌いな子どもさんも多いようです。子ども向けの甘くておいしい青汁がたくさん出ていますので、お子さんの栄養補給にもおすすめです。
子供でもおいしく飲める青汁についてはこちら
たくさん食べられない年配の方に
栄養はしっかり摂りたいのに、年齢と共に食が細くなり食事の量が減ったという人にも、コップ一杯でバランスよく栄養をプラスできる青汁はおすすめです。
時短したい人に
仕事に家事にと忙しく働くワーキングマザーにとって時短は最大のテーマ。
忙しくても家族の栄養はしっかり摂らせたい、だけど少しでも時短したいという人におすすめです。
旅行が多い人に
長期で旅行やキャンプをする人は野菜不足になりがちです。
青汁なら手軽に野菜の栄養を補給できるだけでなく、持ち運びにもかさばらず、保存も効くのでおすすめです。
野菜をたくさん食べようと思うと、どうしても時間がかかります。青汁は、忙しい現代人にピッタリの栄養補助食品と言えますね。
青汁は「不足しがちな野菜の栄養を補給できる」と、多くの人が利用するようになりましたが、他にもメリットがあります。
粉末タイプの青汁の賞味期限は、常温で約半年から1年程度と長く、コンパクトなので保存場所も取りません。災害時の備えとしても最適なので、非常食の1つとしてぜひストックしておきたい食品です。
災害時はご飯やパンなどの炭水化物は多く支給されますが、野菜は後回しにされがちです。野菜不足を補ってほしいと、被災地へ青汁を寄付しているメーカーもあります。被災地では特に子どもたちの栄養不足が懸念されましたが、青汁はお子さんでも飲める※ことから、とても喜ばれたそうです。
※青汁の種類によって異なります。メーカーに確認をしてからご利用ください。
青汁と野菜ジュース、どちらの方が野菜不足解消になるの?
青汁とよく比較されるのが、野菜ジュースです。こちらもコンビニで手軽に購入できるので、野菜が足りない食事にちょっと足す人も多いのではないでしょうか。
青汁と野菜ジュース、どちらも手軽ですが、野菜不足を解消するという面で比較すると、どちらがおすすめかを見ていきたいと思います。
青汁と野菜ジュースを成分で比較
成分 | サントリー極の青汁 | KAGOME野菜一日これ一本 |
エネルギー | 10.9kcal | 64kcal |
たんぱく質 | 0.11~0.65g | 2.1g |
脂質 | 0.04~0.17g | 0g |
炭水化物 | 2.59g | 12.7g |
ナトリウム | 0~5mg | 46~110mg |
食物繊維 | 0.96g | 2.4g |
ビタミンC | 4.09~14.3mg | - |
ビタミンE | 0.04~0.36mg | 2.7mg |
ビタミンK | 5.15~70.6μg | 15μg |
ケルセチン配糖体 | 18mg | - |
フラクトオリゴ糖 | 334mg | - |
カルシウム | - | 47mg |
カリウム | - | 750mg |
鉄 | - | 0.2~1.4mg |
マグネシウム | - | 31mg |
葉酸 | - | 11~87μg |
βカロテン | - | 3900~11000μg |
ショ糖 | - | 2.6~5.4g |
まず栄養素を見てみましょう。ビタミンEやビタミンK、食物繊維は野菜ジュースの方が多く含まれていますね。
また、野菜ジュースには、今回比較した青汁には含まれていない栄養素も多く含まれています。これは葉野菜だけでなくトマトやにんじんなど、緑黄色野菜がバランスよく含まれているためです。
野菜不足解消には野菜ジュースの方が良いという結論になります。
ただし注意していただきたいポイントが!野菜ジュースにはおいしさをプラスするためにショ糖が多く含まれています。糖質の量はなんとスティックシュガー4~5本分にもなります。
そのためカロリーも多く摂取してしまうのがデメリットです。
結論外出先などでちょっと気になった時の栄養不足解消には野菜ジュース。
長期的に続ける野菜不足解消には青汁がおすすめです!
青汁と野菜ジュースの違いについてもっと詳しく見る
まとめ
青汁はビタミンやミネラル、食物繊維など、栄養素がまんべんなく入っていて、カロリーや糖質も低い優れた健康食品です。野菜不足を補うためにも毎日摂りたいですね。
1日に推奨される野菜の量は350gですが、青汁1包にはおよそ40g分の野菜に相当する栄養素が入っています。
外食やコンビニ弁当が多い人、ダイエット中の人、野菜嫌いのお子さんからご年配の方にもおすすめです。
青汁1包だけで1日分の野菜の栄養素すべてを補うのは無理ですが、足りない分を補助する意味で飲みたいですね。
青汁は、手軽に仕事先や旅行バッグに入れて持ち運べますし保存期間も長いので、非常食としても便利です。
栄養がバランス良く入っていてカロリーも低いので、野菜不足を補うのにとても優秀な栄養補助食品と言えるでしょう。
青汁で栄養不足解消するなら「サントリー極の青汁」
ビタミン・ミネラルをバランスよく含んだ青汁ならサントリー極の青汁です。
青汁は長期で続けることが大切なので、おいしいものを選ぶことが重要です。
サントリー極の青汁は、抹茶やオリゴ糖が含まれていて、お茶のような味わいです。食事と一緒に飲んでも、おいしく飲むことができます。